『涼宮ハルヒの憂鬱』〜Directed by Quentin Tarantino〜
メッセンジャーではしゃぎ過ぎた……。もうお婿に行けない……。
ZGOKさんこんにちは!
原作の時系列をバラバラにシャッフルして放映し話題となった『涼宮ハルヒの憂鬱』ですが、
シャッフル編集といえばクエンティン・タランティーノです。もし石原立也氏ではなくタランティーノが監督をしていたら
どうなっていましたか?教えてください。あと、サイン入りステッカー下さい*1
まず、冒頭いきなり文化祭の演奏シーンから始まります。
演奏を眺めるキョンと古泉のやり取りが「一体これ、何年前のフィルム?」という粗い映像で流されながら出演者のクレジットが挿入されます。
で、タイトルクレジット。
そして次にいきなり閉鎖空間で流血しながら目覚めるキョン。
現状が把握できない苛立ちから隣にいるハルヒとお互いテンぱった罵りあいを繰り広げ仕舞いには大喧嘩。
「どうしてこんなことになっちまったんだ……。」
とかなんとかキョンのモノローグが流れ、ここで『涼宮ハルヒの憂鬱 〜第一章〜』というテロップが出てハルヒと出会った日のエピソードが始まります。
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたし のところに来なさい。以上」
と例のセリフをブチかますハルヒに周りの数人が食ってかかります。
そこから聖書のあの話はクソだの、あのプロモーションビデオの本当の意味はこうだの、てめえはアメコミヒーローのこいつとこいつの根本的な違いが分かるか?だの、本編とおよそ関係ないウンチクがしばらく流れます。
ええ、もちろんハルヒは真剣を帯刀しています。というか、クラスメイト全員帯刀か拳銃を懐に忍ばせています。制服の色はダーク系。担任の岡部先生はカトーマスク着用です。みんな何らかの拳法が使えます。そしてハルヒだけブルース・リーへのオマージュとして全身黄色スーツなんですが、誰も突っ込みません。
あとキョンだけでなく登場人物の殆どが変なニックネームで呼ばれます。
BGMはマカロニウエスタン調です。オリジナル曲は一切なし。
で、閉鎖空間での話とそれまでのエピソードが交互に入り乱れながら物語はクライマックスを迎えます。
ラストはキョンが神人に踏み潰されて死亡。踏み潰し方も一発でドスーンとかじゃなくて、まず脚を踏みつけ、腕を踏みつけ、ジワジワとなぶり殺しです。絶叫しながらも命乞いをするわけでもなく、強がって神人に唾を吐きかけるキョンを最後にドスーン。辺りは血の海。
今度は怒り狂うハルヒが神人どもをこれでもかというエゲつないやり方で皆殺しにして終了。
と、ここで冒頭の文化祭シーンに戻ります。
あれ、なんでキョン生きてるの?と混乱する視聴者。
実は文化祭は閉鎖空間より前のエピソードでした〜、というオチが付いて THE END。
そして壇上のハルヒが女の情念を切々と綴った演歌を歌いながらエンドロール。
*1:深夜ラジオってADが忙しすぎるので、当たったプレゼントの3分の1くらいは送ってきません(実話)