長門有希のお兄さんは黒光りするアレ説

にょろ〜ん

ちょっと時期遅れの話題になるけど九州人ってどうして高校野球で九州勢同士が当たるとあんなに悔しがるんだろうね。
実家に帰っていたとき、ふとそんなことを思いました。　*1　*2

さて、表題の件ですが。
……なんですか。ネタ切れ？看板に偽りアリ？
フッ。どうとでも好きなように言って下さい。今日は良い物を手に入れられてめがっさ機嫌がいいので気にしません。*3

じゃあいいですか？いきますよ？……イ、イクよ？！（←最低）

ここからは「涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)」を読んでいる前提でお話します。*4
興味のない方は読まないでいいです。次回は（多分）絶望先生の更新やりますのでまたお越しください。

また本文には映画『2001年宇宙の旅』のネタバレがちょっと出てくるので「これから見ようとしてたのになにさ！ズゴックの唐変木！」という方は気をつけてください。

ではどうぞ↓

初めて”情報統合思念体”って概念を聞いたとき、みなさん、

「？」

って感じじゃありませんでしたか？

じょうほうとうごうしねんたい？　何だそりゃ？

彼らがどんなものかについては一応長門有希が説明してくれてますし、読んで字のごとく「情報」を「統合」している「思念体」なんだろうなぁというのはなんとなくわかります。「思念体」っていうのは、霊的ものかな〜というのも漠然と想像できます。思考は出来るけれど物理的実体がなくて観測できないというか。

しかし具体的な別作品の例が思いつかない。これでした。分かり難かった原因は。もちろん”肉体を持たない宇宙存在”というのはこの作品オリジナルではなく、過去のＳＦ作品にも登場しているでしょうし、「大いなる宇宙意思が云々〜」などと言っている新興宗教もたくさんあります。突拍子も無い設定ではないのですが、「えらくまたマイナーなものを引っ張り出してきたな」というのが私の第一印象でした。

私が「宇宙人」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、改蔵が第一話でシルバーシートのマークを見て思い浮かべた”グレイ”であり、ハリウッド映画の「エイリアン」であり、古典的なタコ型火星人であり、ウルトラマンシリーズに登場する「○○星人」なわけです。みなさんも大体同じなんじゃないでしょうか。これらはそう、全て有機生命体。*5大きく分類すれば私たち地球人類と同じ生命体です。形もあるし「こんな奴本当にいるかもな」と想像しやすい。

しかしながら情報統合思念体。形がありません。見ることも嗅ぐことも嘗め回すことも、鞭打つこともできません。かわいそうに。

件の小説の説明を読んだとき彼らの存在について「まぁ、そいうもんなんだろう」と無理矢理納得はしたものの、もやもやしたものを感じていました。せめてこれに似た有名な設定例がないものかと思っていました。私は探してみました。スタッフも一生懸命探しました。そして……みつけましたよ、お父さん。（紳助の声で）

私が蔵書を整理していたときのことです。
もう随分前に読んだ「東大オタク学講座（岡田斗司夫著）」をペラペラめくっていると次のような文がありました。