カロリーメイトチョコ味で我慢します
「ギャグマンガ総月刊化&ローテーション論」
さて。
私は「ギャグマンガ総月刊化&ローテーション論」というのを唱えています。週刊誌のギャグマンガは全て月刊または隔週刊連載にして複数のマンガ家でローテーションを組んで連載した方が消耗が少ないのではないか?という考え方です。ギャグマンガは総じて週刊連載より月刊連載の方が面白さの平均レベルが高くなっております。そりゃそうだ。ネタ練る期間が長いからね。
マンガの週刊連載というのはただでさえ大変なものですが、これがギャグマンガとなるとまた別種の苦しみがあります。すなわち「笑わせなくてはならない」。赤松先生も言う通りストーリーマンガならなんとなく誤魔化しの利く回もあるのです。物語には抑揚も必要だし。しかしギャグマンガは1回1回独立した形式をとっているものが多く、そういった誤魔化しが利きません。面白くなければ「今週はつまらなかった」と読者に断罪されます。「今週のネタはゆるかったけれど、これは再来週あたりのクライマックスに持って行くためのフリだから」などと思ってくれる読者はいません。「ギャグマンガ家は3年で潰れる」という説さえあるほどです。
思い出してみてください。ギャグマンガ家、しかも一世を風靡するほどの人気を誇った新人で、4年以上その雑誌の看板マンガとして連載を続けられた人が何人いますか?どの人も以前より少し落ち着いた連載の仕方に変えたり、作風をガラリと変えて活躍したり、もしくはどこ行っちゃったかわからなくなってるんじゃありませんか?
さて、そんなギャグマンガ家にとって年中行事ネタは諸刃の剣です。ネタの大枠を一から考える必要はなくなるけれど、以前と毛色の似たネタを繰り返そうものなら「前と同じネタ」「使いまわしじゃん」と嘲笑されます。
これがラブコメならまだましです。笑わせることが主題じゃないのでキャラやら視点やらを適当に入れ替えてラブラブ!ラブラブ!コメコメ?コメェーー!!ココはコメェ〜〜〜〜!!コメなのぉ〜〜〜!!!とラブコマしておけばいいからです。なんだ、ラブコマす、て。
何が言いたいかというと、そういうプレッシャーの中にありながら、毎年同じ行事をベースに色の違うネタをひねり出してくるギャグマンガ家は凄いとしか言い様がないということです。週刊連載なら尚更のことです。
倫様初登場の巻
糸色倫「前置きが長いのう」
ブッ!こ、こここ、こここれは倫様じゃございませんかっ!!
糸色倫「男のクセに趣味の悪い壁紙じゃな」
へへ〜〜。これは絶望先生の最新刊のカバーと同色にするようにしておりまして。今は第六集でございます。すぐにお替えいたしますゆえ。しばしお待ちを・・・。
糸色倫「まあよい 桜色は好きじゃからの」
はは〜〜。ではそのままに。
糸色倫「あら お兄様 いらしたんですの」
糸色望「倫・・・・・・ また何か企んでますね・・・・・・」
糸色倫「まあ 人聞きの悪い 庶民もすなる『ぶろぐ』とかいふものを見にきただけですわ」
ちっ・・・狼藉者め・・・せっかく倫様と二人っきりでこれからというときに・・・
糸色望「な」
倫様。こやつ、如何様に致しましょう。
糸色倫「うむ 摘み出せ」
糸色望「ガーーン」
へへ、旦那。悪く思わんでつかあさい。あっしもこれで食ってるもんでね。
糸色倫「ほほほ 愉快愉快♪」
糸色望「主人公なのに!主人公なのにあんまりじゃないですか!倫も楽しむな!」
うるさい。万年絶望男が。
糸色望「・・・・・・確かに間違ってないけれど なんだか納得いかない言われよう」
うるさい。怪奇・絶望男が。
糸色望「仮面●イダーの怪人ですか!」
仮面●イダーって言えば村枝賢一先生の『仮面ライダーを作った男たち』良かったねぇ〜。同じサンデーから来てても誰かさんとは格が違うって感じ?
糸色望「ガーーン!!」
漫画家K「ガーーン!!」
やっぱ漫画家っていうのは・・・・・・今誰かいなかった?
糸色望「いえ 別に」
本当かよ・・・おかしいなぁ・・・。
糸色倫「気のせいじゃろ」
で す よ ね ー ー 。
ほら、倫様も気のせいだと仰ってるだろうが。
糸色望「なんで私が怒られる?!」
バレンタインデーとチョコレート
もうすぐバレンタインですね。
糸色望「ほとんどの男子にとっては普段買っているチョコがただ買いづらくなるだけの日々ですよ むしろ禁チョコ月間!世のショコラ好き男子には辛い日々!」
(パチパチ)素晴らしい。その通りですよ先生。
糸色望「貴方から誉められてもなんだか嬉しくありません」
あんなに美味しそうなチョコレートをたくさん並べておいて!「男が買うもんじゃないんだよ」という理不尽な空気!どんな拷問ですか?!もういい!2/14はいっそのことチョコ祭りの日にしたらいいじゃないか!それなら満足だろメーカー!
糸色倫「そんなにチョコレートが欲しいのか?」
ははっ。欲しゅうございます!
糸色倫「庶民はお菓子も満足に食べられないほど貧乏なのか? 格差社会も大変じゃの」
糸色望「倫 また好感度を下げるようなことを」
糸色倫「工場の余りがあるから好きなだけ持っていくがよい」
倫様から直々にこのような・・・・・・恐悦至極に存じ上げ奉ります!!
糸色倫「あっ・・・(ポロッ) 落としてしまった 仕方ない これは・・・」
大丈夫です!倫様から賜ったチョコレート、たとえ地面に落ちようが底なし沼に沈もうが食べてご覧に入れます!ほらこのように!(ガツガツ)
糸色倫「滑稽な奴 豚のようじゃ 豚!豚!」
ブ、ブヒーーー。
糸色望「ああ・・・この人どんどん崩れていく・・・(汗)」
とにかくですね。(すっく)
糸色望「口の周りを拭きなさい 汚らしい」
我々ショコラ好きの非モテ男はこの時期、高級チョコレートを遠巻きに眺めるしかないのですよ!
レディー・ゴディバを覗き見る、ピーピング・トムのようにね!!(ニヤリ)
糸色望「誰がうまいこと言えと言った!?」