さよなら絶望先生オンリーイベントに行ってきたよ(5)

〜前回までのあらすじ〜

目を覚ましたナミヘータが顔を上げ呟く。
「昨日はどこで何をしていたの?」
俺はエスプレッソを口にしながら答える。
「そんな昔のことは忘れたよ」

「明日はどこで何をしているの?」

「そんな先のことはわからないさ」

そう―――――明日は明日の風が吹く
吹き抜ける疾風の如く。*1それが俺の信条だ。
これまでも、これからも。

”今度はイタ公抜きでやろうぜ”*2
”同感 彼らったら何でもかんでも「ボーノ!ボーノ!」言って食べるからついていけないわ”*3
”ああ しかしシチリアのマンマが作ってくれたパスタビアンカ あれは美味かったな”

別れ際にそう誓って、我々は宿を後にした。
数マイル走った後、バッグが軽いことに気付く。なんてこった。昨日の獲物である宝石がない。

「奴さん、盗んだのは俺のハートだけじゃなかったようだ…。」

一つだけ残されていた俺の誕生石であるルビーを眺めながら、葉巻を吹かした。

「嘘は女のアクセサリー、ってね…」

煙が目に染みた。

日塔奈美「もう 何が何だか…」

昨夜の君は素敵だったよ…ナミヘータ…。

日塔奈美「!!?(ゾワワワッ)」





〜本当のあらすじ〜
その1その2その3その4


ふう…危うく取り込まれるところだった…。腐女子恐るべし…。

日塔奈美「晴美ちゃんだけですよ あんなテンション高いの みなさん大人しいじゃないですか」

本の内容は暴れん坊なのにな!(フンフン)

日塔奈美「(オヤジギャグ…)」

おおっ、見給え奈美くん。ケーキが先生で先生がケーキだよ!

日塔奈美「また何をわけのわからない… あっ!?」









日塔奈美「すごい!すごい!」

尋常じゃない気合の入れようだ…。

日塔奈美「普通 ここまで出来ませんよ!食べるのが勿体無い!」

うおう!こっちには絶望先生のピンキーがあるぞ!

日塔奈美「わぁ かわいい〜」

記念撮影を、これは是非とも記念撮影をせねば!これで撮ってよ!パシャリと!

日塔奈美「はいはいわかりましたよ」



*4
パシャ



日塔奈美「これでいいですか?」

こっちでツーショットも頼む!!(フンフン)

日塔奈美「しょうがないなあ…(微笑)」




パシャ



こ、これは絶好のシュチェーション…かくなる上は…(ハァハァ)
倫「ズゴック これに茶を持て」
ズ「はっ、お嬢様…」
倫「どうした さっきからジロジロこちらを見て 私の顔に何か付いておるか」
ズ「いえ、その…何も…」
倫「顔が赤いぞよ 可愛らしいヤツめ」
ズ「り、倫様!ぼかぁもぉー!ぼかぁもぉー!*5(ガバッッ)」
倫「あ… な 何をする!こんなことが許されると思っているのか!あ…」


日塔奈美ちょ…! 何言わせてんのズゴック!!*6











すいませんでした…。妄想が過ぎました…。自分の脳髄にしまっておくべきものがダダ漏れのお漏らし状態でした…。針刺しに失敗したときの点滴薬くらい切ない漏れ方をしていました…。ナースコール必至でした…。ごめんなさい…。

日塔奈美「本当ですよ…」

ところで、今なんで呼び捨てにしたの?

日塔奈美「いえ なんとなく…」

………。

日塔奈美「?」

ご覧。この書き込み。

ファンのみんながこんなにたくさんこの作品を応援してくれてるんだよ。

日塔奈美「(じーん…)」

帰ったら久米田先生に伝えておやり。な。

日塔奈美「(わあ…かなり遠くから来てくれた人もいるんだ…わざわざこれの為に…絶望先生のために… そしてこれだけの本…みんな忙しい間を縫って作ってくれたんだ… あれ どうしたんだろう 私…急に…(涙))
あ あの…今日は最初強引に連れて来られて『もう帰りたい…』なんて思ったこともあったけれど 正直 来て良かったです 本当にありがとうござ…









…って あ あれ?どこ行ったの?ズゴックさん??」

藤吉晴美「奈美ちゃん大変!あのモビルスーツ野郎 今度は喪服っぽいお姉さんのスペースの前で騒いでる!」

日塔奈美「はぁ〜〜〜〜……」








あんまりだ!かに座を不当に貶めるなんてあんまりだ!そんなことをするのは車田正美だけで十分です!聖闘士星矢のせいで我々かに座が「お前キャンサーかよwダッセーwww」と何度バカにされたことか!謝って下さい!フェニックス一輝が好きだ!

藤吉晴美「ちょw ズゴックさん!ニヤニヤしながら抗議するのやめてください!キ キモッ…」

『君は小宇宙(コスモ)を感じたことがあるか?!』と問われて「あるある!」と頷いていたあの頃!

日塔奈美「すいませんすいません!私どもの連れがご迷惑をおかけしまして! うう もう帰りたい…(涙)」

木津千里「本当は、オイシイと思ってるくせに。」

サーセンwwwww

日塔奈美「(汗)」

藤吉晴美「あんまり騒ぐから 隣のスペースの人たち 『こっち来んなよ』オーラ全開でしたよ…」

日塔奈美「そこって ズゴックさんが一番お世話になってるとこなんじゃないんですか?『この人のお陰で久米田作品にのめり込んだんだ。俺はこの人に感謝している。出会っていなければ猟奇的殺人者になっていたから…』って言ってたじゃないですか」

藤吉晴美「(クラウザー…)」

(ガーン!!)違っ…避けられてなどいない!…断じて!!ファック!!

木津千里「現実がよく見えるように、額にもう一つ目を増やしてやろうか…?(チャキッ)」

ぎにゃ〜〜〜あ〜〜〜〜………。

藤吉晴美「あ 気失った どうしよう これ(汗)」

木津千里「そこの、ソファーにでも寝かせておきましょう。どうせ、すぐ気が付くでしょ。」

日塔奈美「…そうだね」

こうして私のオンリーイベント体験は終了したのでした なんか私 人気無いのかなって悩んだ時期もあったけれど これだけ多くの熱心なファンの方々に応援してもらえてるんだって実感できて本当に嬉しかったです みんな ありがとう 帰ったら久米田先生に報告するね! ではまたお会いできる日を楽しみに…









最後の最後でまとめを取られた!(ガーン)

日塔奈美「帰りますよ(笑)」


 〜 終 〜

*1:執事、それは傅く者。

*2:ドイツ人が日本人に会うとよく言うジョーク。『イタリアなんてヘタレの裏切り野郎を仲間にしたのが間違いで、俺たちだけならWW?は勝てたはず』の意。イタリア軍の国外戦争におけるヘタレ振りの歴史を知るにつれ、強ち外れていないかも?と思えてくる指摘w

*3:フランス人がイタリア人の味覚を評して言うジョーク

*4:ピンキー提供:ハコニワネット様

*5:「=僕はもう」(C)椎名高志

*6:大阪でイベントやるらしいですね。まぁ、頑張って下さい。俺は行かないけどwww