緊急企画!「久米田先生の悩みに答えよう」のコーナー!!

さよなら絶望先生(11) (講談社コミックス)

さよなら絶望先生(11) (講談社コミックス)

単行本第11集が発売されました!

今回も扉絵充実!お便りコーナー充実!紙ブログもおまけも絶好調です!

今回は「久米田康治のお悩み相談室」にスポットを当てよう……もとい、久米田先生の悩みに答えようと思います。

Q.何をやっても癒されないのですが どうしたらよいでしょうか?

A.何をやっても癒されない。そんなときは人を癒すことです。「情けは人の為ならず」という言葉があるとおり、癒しも人の為にやるというよりは、回りまわって自分の為と言えるでしょう。

あまりにも心が憔悴しきって「癒されたい癒されたい」と受身になっていませんか?そんなときこそ積極的に他人を癒すのです。視点が変わると今まで見えていなかったものが見え、気付かなかった人の優しさに気付くことができるようになります。手始めに読者を癒してみましょう。露出の多い包帯美少女を描いて読者を喜ばすもいいと思います。いや、是非やるべきです。やれ。やるんだ。どんどんやるんだ。そうすればきっと癒された読者からの励ましのメッセージや、スイーツの差し入れがあるに違いありません。

あと、アシスタントを虐めると、癒しにはなりませんがストレス解消にはなるんじゃないでしょうか。お試しあれ。

Q.何をやっても 昔やったネタとかぶるんですけど どうしたらよいでしょうか?

A.私、実は毎週ネットラジオをやってるんですが、この前ふと、半年前の放送の録音ファイルを聴いてみたんです。「次に俺は○○と言う!」と予測しながら聴いていたのですが、これが当たる当たる。8割方放送で自分の言ったことを言い当ててしまいました。もちろん半年前のことなので覚えていたというわけではありません。要するに思考パターンが半年前と同じなのです。進歩していないのです。愕然としました。

でもそれでいいんです。ウルトラマンを見てください。仮面ライダーを、戦隊シリーズを見てください。繰り返し過ぎてネタが被ってるなんてレベルではありません。それでいいんです。偉大なるマンネリは安心を生みます。

先生がギャグで人を笑わせる時期は過ぎました。今や貴方はギャグで人に安らぎを与える高みへと達したのです。

ネタが被ってもいいぢゃねえか。漫画家だもの。