★首吊り芸人
男が口上が上げます。
『帝都の紳士淑女の皆々様これよりお眼にかけまするは類まれな芸巧くいきましたら拍手喝采』
言うが早いか、荒縄を手に台に駆け上がると桜の枝に縄を架け、ドンと台を蹴飛ばしました。
その刹那、がくんと枝が尭り、男の体は空に浮きました。
一斉に悲鳴、怒号が巻き起こり周囲はパニックに陥りました。
現代特殊民話より
糸色望「私の芸風がパクられた!(ガーン)」
いや、時代からみてこっちが先だから。
ちなみに縄を切られた後「死んだらどうする!」って言ったとか言わなかったとか。
糸色望「嘘おっしゃい!」