…すいまセーン… ボクウソついてまーした…
えー、実は今まで皆さんに嘘を吐いていたことがあるんです。私、うだつの上がらないサラリーマンの振りをしていましたが本当の職業は詩人です。（ファック！”うだつの上がらない”は余計だ！）そんでもって非モテ独身のキモヲタの振りをしていましたが本当は既婚者なんです。妻の名前は史緒子と言います。今度妻のことを称えた詩集を出版することにしたんですよ。
タイトルは「史緒子抄（しおこしょう）」です。ヘクシュン。
今日は皆さんにお詫びの意味も込めて、その詩集の中から一つの作品を抜き出してお見せしようかな、と。
では聞いてください。
「あどけない噺（はなし）」
あどけない噺 ずごっく
史緒子は「ＴＶ版ＥＤスペシャルバージョン」にみくるが居ないといふ、
ほんとのみくるが見たいといふ。
私は驚いてＤＶＤ７巻を見る。
ＳＯＳ団団長の横に居るのは、
機敏に動く
幼顔のきれいな上級生だ。
たっぷんたっぷん揺れる胸に
栗色の長い髪だ。
史緒子は画面を見ながら言ふ、
のいぢ先生のイラストに描かれてゐる
一人だけ挙げる腕を左右間違えているポンコツが
史緒子のほんとのみくるだといふ。
あどけないダンスの噺である。
なんかもう、ごめんなさい。
